33業種別指数について整理していく

 

はじめに

 投資をしていると33業種別指数の動向を見ることがよくあります。

例えば、有名な世界の株価では業種別の変化率が以下のように表示されています。

 

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世界の株価

※世界の株価(https://nikkei225jp.com/nikkei/gyoushu.php)より

 

 

また、様々なスクリーニング機能でも業種別のスクリーニングがかけられることが多くあります。以下は楽天証券のスクリーニング画面。

 

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楽天証券 スクリーニング機能

楽天証券のスーパースクリーナー機能より

 

 

 今回から、この33業種改めて整理していこうと思います。業種ごと、株価に影響を与える指数や、経済状況から受ける影響の差異があるのは何となくわかっているのですが、そうした影響を改めて勉強することで、今後の売買に活かしていけるように出来ればと思います。

 

そもそも33業種とは 

 まず、そもそもこの33業種とは何なんだという点です。
この33業種別の指数は、京証券取引所市場第一部に上場している株式を、各業種別に分類した上で、その業種ごとに時価総額加重方式により算出される指数となっているようです。
東証1部上場企業の株価を時価荷重方式で指数かしているのはTOPIXと同じ方式で、イメージとしては、TOPIXと同じ指数を業種別に行っているというところでしょうか。参照対象企業がTOPIXの同様なので、TOPIXの上昇(下落)要因を把握する指標の一つとして有益だと思います。

 

 

33業種の一覧と概要

33業種の一覧とその概要を以下の表にまとめました。

まずは、各業界の概要ということで、33業種をさらに17業種に類型し、この17業種についての特徴を整理しています。この17業種については、それぞれETFが販売されていますので、指数に投資できるのも面白いです。

今後はさらに33業種それぞれがどのような経済動向に影響をうけ、株価が反応するのかということを整理していきたいと考えております。 

 

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投資への活かし方

以上でみた業種別指数ですが投資での活かし方としては、経済動向を把握すること、直接投資を行うことの大きく二つの方法があるかと思います。

特に株式投資を始めたばかりのうちは、こうした大きな流れを掴んだうえで、個別株を見ていくと勝率が上がるとおもいますので、ぜひこうした動向を確認したいです。

 

〈業種別指数の投資への活かし方〉

●経済動向を把握する

 ー日本相場の変動を業種別の傾向から判断し、今度の相場を予測するのに活用

 ー業種別指数の変化を入口に、成長している(下落している)業種から投資する具体の個別株を探していく。

 

●直接投資する

 ー17業種別の指数へ投資する。

 

まとめ

今回は、33業種の業種別指数の概要として17業種別にその内容と影響を整理していきました。入口として17業種別の整理を行いましたが、今後33業種それぞれについて整理を行っていきたいと思います。